このほど、帯広市教育委員会よりご依頼をいただき、「いじめに対応できる学校づくり」をテーマに、小中学校の教員等の方々を対象に講演をさせていただきました。
これまでもいじめ対応について講演をさせていただくことはありましたが、コロナ禍で講演を控えていたこともあり、久しぶりにいじめ対応について講演することとなりました。このため、これを機に、資料を完全に新しく作って講演をさせていただくことにしました。
講演の資料を掲載させていただきますので、参考にしていただければ幸いです。以下の点が新たなポイントと考えています。
・いじめ発見のきっかけがアンケートではまずい。もっと早く発見できるようにするには、教員が話を聞ける存在であることと、ストレスチェックを活用することが重要だ。
・いじめを認知しようとしても限界がある。児童生徒の苦痛を認知することが重要だ。
・組織的対応は、毎日管理職まで報告がなされることが重要だ。
・いじめへの対処は、いじめ防止対策推進法第23条に愚直に従ってほしい。
・いじめへの対処で、安易に謝罪をさせてはならない。
・いじめ予防は、児童生徒が「いじめは悪い」と認識していることを前提に、誰かを攻撃したくなったらどうするかを考えさせる。
・法令遵守は当然。「ケアする学校」という考え方で学校のあり方を捉え直そう。
少しずつ動ける状況になりつつあります。いじめ対応を改善したいという教育委員会や学校があれば、力になりたいです。ご相談いただければ幸いです。