私が担当している千葉大学教育学部の講義科目「キャリア教育」では、今年度、多くのゲストの方においでいただき、授業を進めてきましたが、本日(14:30~16:00)が最終回です。これまでのみなさんのお話を受け、俯瞰的にこれからのキャリア教育を考えていきます。本日私がお話しさせていただく際に使用する資料(レジュメ)を以下に掲載させていただきます。こんな目次案で本を書いても面白いかなと思っています。
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キャリア教育 第15回 2012.7.31
1.仕事と生活の変化
・少子高齢社会
・国際的な競争、コモディティ化
・日本文化の価値
・「就活」とミスマッチ
・絶望の国の幸福な若者たち(古市憲寿)
・co-working、シェアハウス、創職、weak ties
・エンジェル投資家と再チャレンジ
・ワークライフバランス、ソーシャルビジネス
2.これまでのキャリア教育
・職業観、勤労観とは?
・人間関係形成能力(自他の理解能力、コミュニケーション能力)、情報活用能力(情報収集探索能力、職業理解能力)、将来設計能力(役割把握認識能力、計画実行能力)、意思決定能力(選択能力、課題解決能力)(国立教育政策研究所)
・社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)(経済産業省)
・BtoCばかりの職場体験
3.教科教育とキャリア教育
・間接的なキャリア教育
・学習意欲としての「社会とのつながり」
・デジタル時代にふさわしい教育内容の刷新(教育方法ではなく)
・教養の価値
4.展望、論点
・運、縁、恩
・同質原理から異質原理へ
・セーフティネットとしての「つながり」
・コストパフォーマンスのよい生活
・呼吸をし、代謝ができる学校へ