藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

藤川大祐のブログです。千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。プロフィールは「このブログについて」をご覧ください。

基調講演 「環境×金融」教育の授業づくり 講演概要

本日行われている「『環境×金融』教育セミナー」の藤川担当講演の概要を以下に掲載します。

基調講演 「環境×金融」教育の授業づくり

   千葉大学教育学部准教授 藤川大祐

環境教育の課題

絶望でも幻想でもなく、未来に向けて

「身のまわりでできること」だけでいいのか?

  大人になったら、何をすればいいのか?

  消費者・生活者の視点だけでなく、生産者の視点は?

  「正解」はなくても、できることはあるはず

  単純な「善玉」「悪玉」観を超えて

環境問題は経済の問題でもある

  「環境によい」ものも売れなければ普及しない

  新しい技術の開発には先行投資が必要

  市場原理と矛盾する取り組みは継続が困難

  環境にプラスになる方向にお金が使われることが重要

これからの環境教育

  「働くことを通して環境に貢献する」ことの理解

  経済との関連を含めた環境教育

  「正解」のない難しい問題の魅力を感じてもらう

  「環境のため」に甘えず、謙虚に学ぶことを促す

環境教育の課題

絶望でも幻想でもなく、未来に向けて

「身のまわりでできること」だけでいいのか?

  大人になったら、何をすればいいのか?

  消費者・生活者の視点だけでなく、生産者の視点は?

  「正解」はなくても、できることはあるはず

  単純な「善玉」「悪玉」観を超えて

環境問題は経済の問題でもある

  「環境によい」ものも売れなければ普及しない

  新しい技術の開発には先行投資が必要

  市場原理と矛盾する取り組みは継続が困難

  環境にプラスになる方向にお金が使われることが重要

これからの環境教育

  「働くことを通して環境に貢献する」ことの理解

  経済との関連を含めた環境教育

  「正解」のない難しい問題の魅力を感じてもらう

  「環境のため」に甘えず、謙虚に学ぶことを促す

「環境×金融」教育の授業づくり

環境教育として

  生産者の立場で取り組む人の姿を見せる

  「お金」の流れを視野に入れる

  難しい問題を学んでみようという意欲を喚起する

  社会に貢献しようとする生き方を示す

金融教育として

  起業しようとする者たちへの融資という場面を扱う

  事業を進めるために費用や収入の計算が必要であることを示す

  融資が実現するためには、熱意も論理も求められることを示す

  金融と社会の問題との関係を考えさせる

今回の授業づくりの特徴

  リアリティのある映像教材の活用

  人への共感による動機づけ

  具体的な文脈での課題に対して、作業をさせる

  「正解」のない結末を、継続して考えることにつなげる