藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

藤川大祐のブログです。千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。プロフィールは「このブログについて」をご覧ください。

新著『授業づくりエンタテインメント!』今月末発売!

1799172_561889907277187_87890705806  満を持して、「授業づくり」をテーマにした本を出させていただくこととなりました。タイトルは、『授業づくりエンタテインメント!〜メディアの手法を活かした15の冒険〜』です。メディアリテラシー研究の成果をふんだんに活かして、授業づくりのノウハウを書いています。発問のしかた、指名のしかた、導入のしかたなどの基本的な項目の新しいノウハウから、広報マインドをもった外部との連携のあり方まで、大きな負担なく授業を変える提案を書いています。千葉県市川市で実施しているいじめ防止プログラムのことや、千葉市と連携して実施している「西千葉子ども起業塾」のことも紹介しています。他方で、1980年代から90年代からの授業づくりの成果にもふれていて、約30年の授業づくり研究の集大成、ということにもなっています。  評論家の宇野常寛さんとの対談も収録されています。時代の変化とともに、学校や授業がどう変わっていくかを議論しました。教師にも教師以外の人にも、絶対に読んでほしい内容です。  表紙は、AKB48村山彩希(むらやま・ゆいり)さん。エンタテインメントがテーマなので、象徴的にアイドルに表紙をお願いしました。村山さんとのミニ対談を収録している上に、AKB48グループの話題も本書の中で随所に登場しています。AKB48ファン、村山彩希ファンの方にも、面白いと思っていただける内容となっているつもりです。  この本は、新たな授業づくりを本格的に推進するスタートとなるべき本です。学校が、学校外とゆるやかにつながり、学校外の手法を柔軟に活用し、教師の負担を徐々に減らしつつ子どもたちが没入できる授業をつくっていくための、基本となるノウハウを凝縮して載せています。校内研究や教員養成教育で、大いに活用してほしいと願っています。  私は、来年春号より、季刊『授業づくりネットワーク』誌の編集長をつとめることとなりました。「異質な者どうしの学び合い」という原点にかえり、『授業づくりエンタテインメント!』の成果をたずさえて、多くの方々とともに多様な授業づくりを展開したいと考えています。  『授業づくりエンタテインメント!』の購入予約は、学事出版で受け付けています。詳しくはこちらをご覧ください。  すでにまとまった数の予約をいただいたり、書評掲載のオファーをいただいたりしています。ぜひ皆様、応援してください。