7月18日(日)付の朝日新聞朝刊に「テレビと言葉遅れ 因果関係は『不明』 小児神経学会が提言」という記事が掲載されている。記事によると、日本小児神経学会が17日、「言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない」という趣旨の提言を発表したという。テレビの長時間視聴の懸念に対して「『育児不安をあおりかねない』と冷静な対応を求め」たものだ。
この問題については本ホームページでも継続的に取り上げているが、日本小児科医会や日本小児科学会が2歳までのテレビ・ビデオ視聴を控えるべきだとしていることと対照的な提言で興味深い。
それにしても、日本小児科医会の提言が出されたときに比べ、今回の日本小児神経学会の提言の新聞での扱いが小さすぎないか。これでは、新聞が育児不安をあおっていると言われても仕方がない。