このほど金子書房より新刊『学校・家庭でできるメディアリテラシー教育』が発売となりました。現在Amazonでは購入できないのですが、セブン&アイ、ビーケーワン、ビッダーズ、e-honでは購入可能です。
これは、『児童心理』の6回×2シリーズの連載をもとに、大幅に加筆修正したものです。主な内容は以下の通りです。このところ携帯電話に関わる問題について多く執筆してきましたが、今回の書籍では最新のデータを掲載しています。また、練馬でプロジェクトが進められているアニメーションのことや、レコード会社等と取り組みを進めつつある音楽著作権のこと、情報発信でますます重要となっている広報・PRのこと等も取り上げています。
Ⅰ メディアリテラシー教育の基礎・基本
1章 テレビやゲームとどうつきあうか
~家庭で始めるメディアリテラシー教育
2章 アニメーションから学ぶメディアのしくみ
~静止画に命をふき込む
3章 「無料」のワナにだまされるな
~詐欺サイトと送り手の意図
4章 著作権を守る、著作物を使う
~違法ダウンロード防止から新たなルールへ
Ⅱ ネット・ケータイのトラブルを防ぐ
5章 うちらのコミュニケーション
~メールと同調圧力
6章 「ケータイ依存」と心身の健康
~メディアとストレスの関係を学ぶ
7章 見せかけだけの優しい大人
~ネットと福祉犯
8章 保護策とリテラシー育成とのバランス
~フィルタリングをめぐって
9章 「認められたい」子どもたちのトラブル
~プロフと暴力
Ⅲ メディア社会を生きる
10章 変わるメディア、新しいトラブル
~急速に変化するメディア状況に対応するために
11章 時事的問題としての携帯電話
12章 消費者教育とメディアリテラシー
~ネット社会の新しい常識
13章 広告とは違う情報の伝え方
~社会を動かす広報・PRを学ぶ
14章 「利他的な夢」とつなげるために
~社会をよくする手段としてのメディア