青少年のネット依存に関して
今月上旬に「ネット依存:中高生51万人が「病的な使用」」といった新聞記事が多く出ており、その後も引用される状況があります。厚生労働省の研究班の調査でわかったこととして報じられています。
しかしながら、以下のサイトによると、今回発表があったのは、厚生労働省の助成を受けた研究成果が発表されたものであり、厚生労働省自体が調査したものではありません。しかも、今回発表された結果は、タバコやアルコールへの依存に関するもので、ネット依存を中心にしたものではないとのことです。
http://blog.canpan.info/futoukou-oki/archive/398
現状で私にはこれ以上のことはわからないのですが、ネット依存に関するセンセーショナルな議論については慎重な対応が必要であることは間違いありません。
もちろん、スマートフォンの急速な利用によって子どもたちのネット利用時間が増えており、ネット依存への懸念を抱くことは重要です。すでに総務省によって「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」もなされており、対応を検討すべきであることは間違いありません。