非喫煙者であり、ノドも鼻も強くない私にとって、たばこは本当に嫌な存在である。世の中、分煙が進んできたとは言え、まだまだ次のような問題がある。
・新幹線では禁煙車が端にあり、車両を移動するときに喫煙者を通らなくてはならないことがある。
・JRの駅のホームの中央付近にはなぜか喫煙スペースがまだあり、たばこの煙の中を歩かねばならない。
・駅の構内等、全面禁煙のところでも、なぜか禁煙のサインが小さく、平気で喫煙する人がいる。
・エラい人と飲食する際、当たり前のように喫煙されると、文句が言いづらい。
・おいしいラーメン屋があるのに、禁煙席がないため、たばこの煙を吸いながらラーメンを食べなければならない。
・子どもとファミリーレストランに行き、禁煙席にすわるのだが、隣の喫煙席からたばこの煙が流れてくる。
歩きたばこで子どもが危険な目に遭ったり、肺ガンで医療コストが上がったりしているという問題もある。中学校等の現場では、喫煙する生徒への指導に先生方が手を焼いている。
もちろん、たばこを吸いたいという人がひっそりと吸うなら、それも悪くないだろう。だが、私たちの社会は、もっとたばこを吸いにくい社会になるべきだ。JRさん等々にもっと努力してもらうのは当然だが、基本的にはたばこの価格を上げるしかあるまい。税込みで1箱1000円程度が、適切な額ではないか。