藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

藤川大祐のブログです。千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。プロフィールは「このブログについて」をご覧ください。

「子どもとネット」についてコメント

 先日の朝日新聞に続いて、以下のメディアで私のコメントが取り上げられる予定です。もしよろしければご覧ください。

○女性セブン(小学館)6月17日(明日)発売号(予定)

日本テレビ『さきどり!Navi』6月17日(明日)午前10:30~11:25(予定)

 私の立場は、要約すると次のようになります。

1)子どもをメディアから遠ざければすむのでなく、子どもが賢くメディアとつきあえるようにできるよう教育することが必要。刃物から遠ざけるのでなく刃物の危険性を理解した上で使わせることが必要であるのと同様に、ネットが危険性

をもつものだと理解した上で使わせることが必要。

2)親子関係において、「介入しすぎないが、放任もしすぎない」というバランスが重要。「信じているが、気にしている」というメッセージを子どもに発しつづけるべき。

3)子どものネット利用は親のお金でやっているのであるから、「ときどき話をする」「深夜までやらない」「ホームページを公開するなら親に見せる」「約束を守れなければネット利用を禁止することもある」といったことについて、子どもと約束をして守らせることを行うべき。

 教育では「バランス」が重要で、極端に走るのはまずいものです。今後、あまり極端な議論にならないよう、注意していきたいと思っています。