本日6月13日(日)付の朝日新聞朝刊教育面「ネット教育 探る小学校」という記事の中で、「排除は無理 賢く利用を」という見出しで私のコメントが掲載されています。皆様、ご覧いただければ幸いです。
事件翌日に本ホームページでコメントを出しましたが、その後、いろいろなことが報道されてきました。特に、インターネットや『バトル・ロワイヤル』等、メディアに関わる問題が出てきています。もちろんメディアが問題を深刻にしているという面はあるのでしょうが、メディアが発達していない時代に戻るのは困難です。メディアの特性を子どもたちに学ばせていくことしか、教師や親にはできないと考えています。そのようなことをお話ししました。
本ホームページのコメントで危惧したような類似事件は、今のところ発生していないようで、今のところはよかったと考えています。今後はネットの特性を教えるだけでなく、「友達に対して腹が立ったらどうするのか?」「友達にひどいことをされたらどうするのか?」といった課題に応えられるような、実践的な道徳教育あるいは学級指導も必要でしょう。「みんな仲良く」という素朴な指導にとどまらず、「トラブルは発生しうる」「友達を嫌いになることはある」といったことを前提とした指導を行っていかなければなりません。このような実践にも取り組んでいかねばならないと思っています。