KDDIの「利用者登録制度」
KDDIが、携帯電話の「利用者登録制度」提供を発表した。
子どもが携帯電話を使用する際に、保護者の名義になっていることが多く、携帯電話会社が子どもの携帯電話利用の実態を把握できないことが大きな問題であった。かといって、子どもの名義でいったん契約すると、保護者は契約者本人である子どもに無断で契約の変更や解約ができないということもあった。今回のKDDIの措置は一歩前進として評価されるべきものだと思う。
しかし、当面目指されるべきは、携帯電話会社が、子どもが利用しているすべての端末を把握することである。そのためには、各社が同様の制度を設けることはもちろん、すべての該当者が登録するよう、たとえば登録した人に割引をするとか、期限までに登録しない人に罰則を科すといった措置も検討される必要がある。