藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

藤川大祐のブログです。千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。プロフィールは「このブログについて」をご覧ください。

オンラインゲームでのいじめについて

2月18日初回放送のNHK「いじめをノックアウト!」は、「トラブル続出! オンラインゲーム」がテーマ。番組委員をつとめさせていただいている私は、コラムを書かせていただきました。番組には、関西授業づくり研究会(今はなかなか開催できませんが…)等でお世話になっている竹内和雄先生も出演され、最近の子どもたちのオンラインゲームの状況についてお話しくださっています。

 

少し前までネットでのいじめというとLINEやTwitterが多い印象で、「ダブルバインド型いじめ」として注目してきたLINEのステータスメッセージに悪口を書く「ステメいじめ」が目立っていました。しかし、このところオンラインゲームでのいじめが目立ってきており、原清治先生が『ネットいじめの現在』で関連する調査結果を示されています。

 

オンラインゲームでのいじめとしては、サバイバル型の戦闘ゲームでのボイスチャットでの暴言が象徴的です。鬼ごっこやドロケイなどの遊びが過激になってオンライン化したものという印象を私は持っていますが、いかがでしょうか。ゲームが過激になったぶん、暴言も過激になってしまうのかなと思います。

 

この種のゲームというと少し前までは「荒野行動」が人気で乃木坂46もゲーム内でライブをやったりしていましたが、今は「フォートナイト」の人気が高いようですね。そういえば、日向坂46のメンバーが「フォートナイト」をよく話題にしていました…というように、アイドル経由でゲームの話題に触れることが多いのはともかくとして。

 

「荒野行動」も「フォートナイト」もCEROのレーティングでは15+向けだったりするんですよね。そもそも小中学生にプレイさせて大丈夫かという問題も考えないとまずいように思います。

 

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