藤川大祐 授業づくりと教育研究のページ

藤川大祐のブログです。千葉大学教育学部教授(教育方法学、授業実践開発)。プロフィールは「このブログについて」をご覧ください。

教育全般

日本教育方法学会第49回大会発表資料

10月5日(土)、6日(日)の両日、埼玉大学で開催される日本教育方法学会第49回大会(会場:埼玉大学)にて、「危機管理理の発想によるいじめ対策プログラムの検討 ―リスク要因に着⽬目した教員研修及び授業実践の開発―」というテーマで研究発表を行いま…

「学校と教育」2013年6月26日講義資料

本日6月26日(水)の授業「学校と教育」の講義資料をアップします。 受講者以外の方が見てくださってもかまいませんが、授業で話すための資料であり、基本的に補足説明が必要なものです。無断転載をご遠慮いただく等、取り扱いにはご注意いただくようお願いい…

第1回JEES教育シンポジウム「授業力をつけよう,若手教師たち!~若手教師を育てるしくみづくり~」藤川発表資料

本日、椿山荘にて、第1回JEES教育シンポジウム「授業力をつけよう,若手教師たち!~若手教師を育てるしくみづくり~」を開催しております。藤川の発表資料を掲載いたします。 「JEES01.pdf」をダウンロード

教育再生実行会議「いじめの問題等への対応について(第一次提言案)」についての見解

昨日(2月26日)、国の教育再生実行会議が、「いじめの問題等への対応について(第一次提言案)」を公表した。いじめの問題についてなんとかしたいという意欲は見られるものの、この提言案の方向で政策が実行されてしまうと、ますます問題が拡大深化してしま…

柏市議会教育民生委員会での講演「いじめについて」講演資料

本日1月31日(木)、柏市議会の教育民生委員会からご依頼をいただき、「いじめについて」というテーマで講演をさせていただきました。 以下に資料を掲載しておきます。ご参照ください。 「kashiwa_ijime20130131.pdf」をダウンロード

大阪「体罰」問題についての見解

私は部活指導についても体罰問題についても専門的に研究したことはないのですが、意見を求められることがあるので、大阪市立高校の部活における「体罰」問題についての見解を書かせていただきます。 1)今回のような教師による暴力は、「体罰」と呼ばれるべ…

普遍教育科目「地域を知る・地域とかかわる」講義資料

本日12月21日(金)実施の普遍教育科目「地域を知る・地域とかかわる」講義資料を掲載しました。 講義資料は、こちらです。

新刊『いじめで子どもが壊れる前に』角川oneテーマ新書から10月10日発売

藤川大祐『いじめで子どもが壊れる前に』(角川oneテーマ新書)、10月10日発売。代謝し、呼吸できる学校への転換で、いじめ問題の流れを変えたいと願っています。多くの方にお読みいただければありがたいです。 (内容) 大津市の事件をはじめ、加速する現代…

大津のいじめ事件に関して

大津のいじめ事件に関して、昨夜から多くの取材を受けました。本日の東京新聞・中日新聞の記事にコメントが掲載され、今夜20時からのJ-WAVEの番組にも出演させていただきました。そして、今夜24時からのNHK総合テレビ「NEWS WEB 24」にも出演させていただく…

大津市の「いじめ自殺事件」に関する現時点での見解

昨年10月11日に大津市の中学生が自殺した事件について、今月に入りさまざまな報道がなされています。この「いじめ自殺事件」に関しては本日の大学の授業「学校と教育」でも一部予定を変更してお話ししましたので、現時点での私の見解をここに記しておきます。…

Eテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」を見て

昨夜放送されたNHK Eテレ「新世代が解く!ニッポンのジレンマ」を、半日遅れで録画視聴した。出演者は1970年代以降生まればかりで、1965年代生まれの私としては、「おじさんたちの朝生」から、なんだか飛ばされた世代になってしまったな、と感じつつ、面白か…

ミニ講演「利得構造から考える学級づくり」資料

本日、千葉市教育センターの研究協力員会「教師力に関する研究II」部会で、ミニ講演「利得構造から考える学級づくり」をさせていただきました。論文「教育方法における利得構造に関する考察―なぜ「まず次の行動を指示する」のか?―」の成果をもとに、小中学校…

教科教育科学特論II

千葉大学大学院教育科学研究科が今年度から改組となり、2専攻となりました。私は教科教育科学専攻の担当となり、専攻必修科目「教科教育科学特論I/II」を、鶴岡義彦教授、金本正武教授とともにコーディネーターの立場で担当しています。前期の「教科教育科…

日本教育工学会全国大会、よい形で参加するために

昨日までの3日間、首都大学東京にて開催された日本教育工学会に参加してきました。日本教育工学会の全国大会は大変活気があり、参加者も約1000名と多く、充実した大会です。ただ、それだけにあまり準備をしないで当日参加すると、右往左往してしまいます。他…

稲垣忠彦先生の訃報を知って

昨日から明日まで、日本教育学会第70回大会が千葉大学で開かれている。私は大学院生の頃からこの学会の会員だったが、この10年ほどは、ほとんど学会の活動に関わったことがなかった。毎年この時期は他の活動が重なることが多いとか、自分でやっていることが…

「デジタル読解力」をめぐって

昨日、文部科学省より、「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2009)デジタル読解力調査の結果について」という発表があった。新聞やテレビでは、日本が「デジタル読解力」の調査で19の国・地域のうち4位であったことを報じている。私もこの件について、NHKと毎…

「教科教育科学特論I」の資料

今年度より千葉大学大学院教育学研究科が改組となり、新たに学校教育科学専攻と教科教育科学専攻の2専攻体制となりました。 私は教科教育科学専攻の言語・社会系の担当となり、個人で担当する科目のほか、専攻必修科目の「教科教育科学特論I/II」を他の教員…

高校生に「学問と社会はどのようにつながっているのか?」をテーマに講演

本日、県立千葉東高校のスプリングセミナーにお招きいただき、入学直後の1年生のみなさんに講演させていただきました。答えのない問題に向かい、自分が社会とどう関わるかを問い、社会への貢献を目指してほしいということをお話しさせていただきました。 以…

地震の後、学校で考えてほしいこと

このたびの地震では、直接大きな被害があった地域の方々はもちろんですが、全国の人々が大変なショックを受け、いろいろなことを考えていると思います。 もちろん、子どもたちもさまざまなことを感じているはずです。身近で直接的な被害がなかったとしても、…

教育新聞「円卓」に「学校・社会双方に関わる教員養成を」執筆

「教育新聞」1月19日号の「円卓」コーナーに、「学校・社会双方に関わる教員養成を」という文章を執筆しました。教員養成で学校現場と企業等の社会との両方に関わることの重要性を主張しています。もしよろしければお読みください。

CE協議会(教育貢献活動推進協議会)にご注目を

今年4月に、NPO法人企業教育研究会の呼びかけによって、「教育貢献活動推進協議会」(CE協議会)が発足しました。企業のネットワークをつくって、教育貢献活動を進めていこうという協議会です。 日本教育新聞では、CE協議会のコーナー「学校・NPO・…

新著『教育原論』『あたらしい国語科指導法改訂版』発売

以下2冊の書籍に分担執筆をさせていただきました。4月5日に発売となります。お読みいただければ幸いです。 ○柴田義松・山崎準二編『教育原論』学文社、1500円(税別) 「第4章 学習指導」(p.60~p.84)を担当しました。 ○柴田義松・阿部昇・鶴田清司編…

寝屋川での小学校教職員殺傷事件について緊急コメント

昨日、大阪府寝屋川市の小学校で、卒業生である17歳の少年が教員1名を殺害し、2名の教職員に重傷を負わせるという事件が起こった。教育に関わる者として、加害者に対して憤りを覚える。被害に遭われた方や関係の皆様に対して、何と言ってよいかわからない。…

3/2(水)、次世代育成シンポジウム2005

3月2日(水)、東京・四谷の弘済会館で、社団法人日本フィランソロピー協会主催の「次世代育成シンポジウム2005」が開催されます。私は、「子どもの健全育成~学ぶ心を伸ばす~」というテーマの分科会のコーディネーターとして参加します。企業教育研究会の…

「天動説」を「学力低下」の象徴にするな

昨年日本天文学会で報告された「小学校4~6年生の4割が天動説を信じている」という調査結果が、その後、「学力低下」の象徴のように言及されている。このことについて、1月25日付朝日新聞が、「天動説×と言い切れますか」という興味深い記事を載せている…

「総合的な学習の時間」は「キャリア教育の時間」として見直されるべし

文部科学大臣が「総合的な学習の時間」の削減に言及したと報道されて以来、2002年度に正式スタートしたばかりの「総合的な学習の時間」は崖っぷちに立たされている。先日のテレビ朝日『朝まで生テレビ』でも、この話題を含む教育問題が取り上げられていた。…

1/22(土)千葉授業づくり研究会はNHK『あしたをつかめ』...

明日、1月22日(土)16時より、千葉大学教育学部にて、NPO法人企業教育研究会主催「千葉授業づくり研究会」を開催します。今回は、NHK学校教育番組部で『あしたをつかめ~平成若者仕事図鑑』を担当されている』小川徹さんをゲストにお迎えし、「キャリ…

「教職キャリアアップセミナー」のご案内

千葉大学教育学部附属教育実践総合センターは、日本教育新聞社とともに、「教職キャリアアップセミナー」を 実施することになりました。メディアリテラシー教育講座やディベート教育講座もあります。多くの皆様のご参加をお待ちしています。案内の転載も大歓…

三浦展『ファスト風土化する日本』を読んで

私は企業やアーティスト等と連携した授業づくりを、さまざまな方々とともに進めている。が、今後のキーワードは「コミュニティ」だと考えている。学校はともすると、個人での学習ばかりを強調する。しかし、社会に出れば多様な人々が協力しなければ、何もで…

テレビと言葉遅れ 因果関係は「不明」

7月18日(日)付の朝日新聞朝刊に「テレビと言葉遅れ 因果関係は『不明』 小児神経学会が提言」という記事が掲載されている。記事によると、日本小児神経学会が17日、「言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない」と…